
最近、人の名前や芸能人の名前がパッと出てこないことが増えてきた…そんなふうに感じることはありませんか?
50代に入った頃から「あれ? あの人の名前、なんだったっけ?」と戸惑うことが増えてきました。仕事や日常生活ではすぐに思い出せなくて、ちょっと焦ってしまうこともありますよね。
でも、これは決して「認知症の始まり」というわけではなく、「脳の回転が少し鈍くなってきただけ」かもしれません。実はこうした“言葉が出てこない”現象は、脳のある部分をちょっと刺激してあげるだけで改善が期待できるのです。
この記事では、特に「名前を忘れやすくなってきた」と感じている方に向けて、毎日少しずつ取り組める簡単な脳トレをご紹介していきたいと思います。
「気軽に続けられること」「やっていて楽しいこと」——私のこのサイトでは、これらを意識した楽しめる無料の脳トレゲームがあります。TOPページからぜひ挑戦してみてください。
なぜ50代から「名前が出てこない」ことが増えるのか?
「あの人の名前がどうしても思い出せない…」「口まで出かかっているのに、出てこない…」
そんな経験、ありませんか? 私もたまに日常の中で何度もそう感じたことがあります。

名前が出てこないのは「記憶力の低下」ではない?
まずお伝えしたいのは、名前がすぐに出てこない=記憶力がなくなったわけではない、ということです。実は、多くの場合、それは情報の「取り出し」の問題なんです。
人間の脳は、言葉や人の名前、顔の記憶などを「保存」しておく力と、それを「思い出す(取り出す)」力の2つに分かれています。50代を過ぎると、この「取り出し」部分、特に前頭葉の働きが少しずつ鈍くなってきます。
これは自然な加齢によるものであり、誰にでも起こりうる変化だといえると思います。

ストレスや忙しさも影響しているかもしれません
また、年齢だけでなく、日常のストレスや情報過多、睡眠不足なども、記憶の“取り出し力”を下げる原因になります。
50代になると、仕事や家庭、人間関係などで頭を使う場面が増えがちで、常に「考えごと」が頭の中にある状態になりやすいですよね。そうすると、本来ならすぐ出てきたはずの「名前」という情報が、一時的に“行方不明”になってしまうのです。
「名前が出てこない」という現象は、脳が疲れていたり、処理する情報が多すぎて混乱しているサインとも言えるかもしれません。
「名前が出てこない」を防ぐ!おすすめの脳トレ3選
ここからは、私が実際に取り入れて効果を感じた、「名前が出てこない」対策におすすめの脳トレをご紹介します。どれも難しいことはなく、スキマ時間や日課の中に取り入れられるものばかりです。
「思い出す力」「言葉をつなげる力」「集中力」をバランスよく刺激してくれる内容になっています。
昨日会った人・見たテレビの名前を「声に出して思い出す」
いちばん手軽で、しかも効果があるのが**“思い出す練習”を意識的に行うこと**です。
- 昨日テレビで見た芸能人の名前を声に出して言う
- 最近話した知人の名前を、1人ずつ思い出してみる
- 映画やドラマを観たあとに、登場人物の名前をリストアップしてみる
「声に出す」という行動を加えることで、脳の言語処理系(ブローカ野)と前頭葉が同時に刺激され、より記憶に残りやすくなると言われています。
「あのドラマに出ていたあの人…あっ、○○さんだ!」と、繰り返すうちに思い出しやすくなった感覚が蘇るのです。

「しりとり」や「逆しりとり」を1人でやってみる
昔からある遊び「しりとり」も、実はとても優秀な脳トレです。
ただし、ちょっと工夫するとさらに効果が高まります。それが、逆しりとりです。
- 通常:りんご → ごりら → らっぱ
- 逆:最後の文字から始まる単語を「先に思い浮かべて」から、つなげる
このときのポイントは、「時間制限をつける」ことです。10秒以内、5秒以内などと制限することで、脳の瞬発力や語彙の引き出しを刺激できます。
私は通勤途中や家事の合間などに1人でしりとりをしてみるのですが、「あれ?“ぬ”から始まる言葉って…何かあったかな?」なんて、意外と本気になります(笑)
ウォーキング+記憶ゲーム「記憶の散歩道」
体を動かしながら記憶を使うと、脳への刺激がグッと高まります。
私がよくやるのは、散歩中に見たものを数えて記憶するゲームです。
- 「赤い車は何台あったか」
- 「犬を連れていた人は何人いたか」
- 「電柱の数はいくつだったか」
このような簡単なゲームを歩きながら自分で出題して、帰ってから振り返ってみるだけでも、観察力・短期記憶・注意力を一緒に鍛えることができます。
屋内にこもりがちな季節でも、天気の良い日はちょっと散歩がてらに脳トレできるのは、一石二鳥だと感じました。
どの方法も「特別な道具」や「お金」は必要なく、日常生活の中で自然に取り入れられるものばかりです。名前がすぐに出てこない…と感じたときこそ、脳にちょっとした刺激を与えてあげましょう。

続けることで効果が出る|脳トレを「習慣」にするコツ
脳トレは、1日や2日やっただけでは大きな変化を感じにくいものです。でも、コツコツと続けることで、確実に脳の働きは変わってきます。
「記憶力を鍛える」ためにいちばん大切なのは、“継続すること”。これは私自身も実感していることです。
「完璧を目指さない」「1日5分でOK」と割り切る
最初から「毎日30分やろう!」と思うと、たいてい3日坊主になりますよね。私もそうでした(笑)
1日5分だけやると決めてみてください。
・朝のコーヒーを飲みながら
・夜寝る前のちょっとした時間に
・散歩ついでに
生活の中の“すき間”に組み込むようにすると、気負わず続けられるようになりますよ。
目に見える“効果”よりも、“気づき”を楽しむ
脳トレは筋トレのように「目に見える変化」がすぐに出にくいため、途中で「これって意味あるのかな…?」と思うこともあるかもしれません。
でも、ある日ふと…
- 「あの人の名前、すぐ出てきた!」
- 「以前より言葉に詰まらなくなったかも」
- 「新聞の記事の内容が、前より頭に入りやすい気がする」
そんな“小さな気づき”がやってくるんです。
私も、以前は家族との会話で言葉が詰まりがちだったのですが、今は自然と話がつながるようになってきたと感じています。
ちょっとした「楽しみ」や「ごほうび」を用意する
継続のコツとしてもうひとつおすすめなのが、脳トレを「ゲーム感覚」で楽しむこと」、そして**「自分に小さなごほうびを用意する」**ことです。
- 今日はしりとりで10個続いたらおやつOK!
- 1週間続いたら、好きな映画を観る時間にする
- 成果をノートに書いて記録する
こうした“楽しみ要素”を加えることで、脳トレが「やらなきゃ」から「やってみよう」に変わっていきます。
脳は、年齢を重ねても刺激を与えればしっかりと応えてくれる器官です。だからこそ、気軽に、でも継続的に。
続けることが、将来の自分へのプレゼントになると私は思います!

50代からでも遅くない、脳に“散歩道”をつくる感覚で
「名前が出てこない…」という体験は、誰にとっても少し不安になるものですよね。でも、それは**年齢を重ねたからこそ起こる“自然な変化”**であり、決して悲観する必要はないと私は思います。
今回ご紹介したような脳トレは、どれも特別な才能や道具がいらないものばかりです。
しかも、ちょっと意識を変えるだけで、日常の中に取り入れることができるものです。
- 思い出す力を鍛える「声出しトレーニング」
- 語彙を刺激する「しりとり」や「逆しりとり」
- 記憶と運動を組み合わせた「記憶の散歩道」
そして何より大切なのは、**「脳は使えば応えてくれる」**ということ。
私は脳トレを続けるうちに、少しずつですが「言葉に詰まらなくなった」と感じられるようになりました。こうした小さな変化が、自分にとっての自信にもなっています。
脳トレは未来の自分へのプレゼント
50代は、まだまだこれから。記憶力も思考力も、使い方次第で十分に鍛え直せる時期だと私は思います。
「もう遅いかも…」ではなく、「今からでも始めてみようかな」という気持ちで、まずは1日5分、脳に“散歩道”をつくる感覚で始めてみてはいかがでしょうか。
未来のあなたが「やっておいてよかった」と思える日が、きっと来るはずです。
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